老後に不安を感じている人は多いですね。
お金、健康、やりがいや生きがいなど、不安の中身は人それぞれだと思います。
なかでも、多かれ少なかれ多くの人が不安を感じているのがお金の不安ではないでしょうか。
ということで、今回は老後のお金の不安を解消するために「フリーで働く」ことについてお話しします。
老後に「フリーで働く」ことは誰にでもできると思います。
ボクは、サラリーマンを辞めてフリーで仕事をしています。
フリーになって感じていることは「何とかなるものだな」ということです。
「そんな能天気な考えで老後はやっていけない」と思われるかもしれません。
でも、「老後に誰もがフリーで働ける」と思うには理由があるんですよ。
ボクが、そう思う理由は3つです。
ちなみにボクは、生涯現役を目指しています。
お金のこともありますが、社会と関わり続けていたいと思っているからです。
理由1:10年前だったら集客ができなかったと思うから
ボクは「お金の学習塾」という大人向けのお金の学校を運営しています。
塾生さんは、一般の個人の方々です。
10年前だったら、興味のある人をどうやって集めたらよいか分からなかったと思います。
でも今は違いますよ。
自分の思いやサービスの内容を伝えられる無料もしくは安価なツールがいくらでもあります。
個人と個人がつながれて、個人がカンタンにビジネスを始められる環境が整い始めたということです。
理由2:リモートでのやり取りが市民権を得たから
「お金の学習塾」の授業は、すべてリモートで行っています。
ボクは岐阜にいるのですが、関東方面に住んでいる塾生さんもいらっしゃいます。
興味を持って頂けたら、全国どこからでも授業を受けて頂くことができるのです。
需要が少なく、対象を居住地域に限定してしまうと、ビジネスとして成り立たないようなサービスでも対象を全国に広げれば成り立つことを実感しています。
どんなにコアなビジネスでも、老後に自分と奥さんが暮らせるくらいの需要は十分あると思いますよ。
それから、リモートなら自宅にいながらサービスを提供できますね。
体力的に移動がつらくなる老後でも大丈夫です。
理由3:仕事を定量的に評価することが一般的になりつつあるから
いわゆる「ジョブ型雇用」と言われている制度の普及です。
これまでの日本の働き方はメンバーシップ型と呼ばれています。
終身雇用を前提に、会社に所属するメンバーとして会社が求めるままどんな仕事も担うという働き方です。
メンバーシップ型雇用では、仕事の範囲や評価基準があいまいで会社が仕事を外に発注することは難しいですよね。
でも、ジョブ型雇用が一般的になれば可能になります。
「○○を、いつまでに、どれだけ」やってください。
という具合に明確な指示をだすことができますからね。
メンバーシップ型からジョブ型への移行期間には課題もあると思いますが、時代の流れは間違いなく「ジョブ型雇用」に向かっています。
それから、ジョブ型雇用の会社では上司の機嫌をとったり、頑張ってるアピールをする必要が無くなります。
「仕事を休むことに気を使っていた子育て中の主婦」や「不必要な人間関係に悩まされて働けなかった引きこもりの人」などがチャンスを得られる可能性があります。
これまで働いていなかった方々が働き始めることで、少子高齢、人口減少、国力低下などの社会問題も解決に向かうと思います。
そうなれば、年金財政も健全になって益々老後は安心です。
まとめ
誰でも老後に「フリーで働く」ことができるようになる理由を3つお話ししました。
テクノロジーの発展によりこれらのことが益々カンタンにできるようになると思います。
AIの登場により単純作業だけでなく、これまで人間しかできないと思われてきた仕事が機械やコンピューターに代替されていきます。
そうなった時の人間の強みは何でしょう?
ボクは、完璧じゃなく失敗できることだと思っています。
失敗しないロボットがプロ野球選手だったら、プロ野球なんてちっとも面白くないと思いませんか。
完璧じゃない生身の人間がギリギリのところでプレーをし、時にはスランプに陥って悩んで、時には復活したりするところに感動や興奮を覚えるわけですからね。
そこで、老後を「フリーで楽しく働いて過ごす」ために、大切なことは何だろうって考えてみました。
若いうちから仕事のスキルを磨いておくことも大切ですよね。
でも、それよりも大切なことがあると思います。
人と交流したり、行動してたくさん失敗したり、いろんな場所へ出かけたりする経験だと思います。
世の中には、フリーでも収入を得られるツールや情報がいっぱいあります。
ネガティブな情報にふり回されるだけじゃなく、主体的に情報をみつけて行動を起こす姿勢が人生有意義に過ごすためのコツかもしれませんね。